先週は満開だった桜の花びらも少しずつ散り若葉の緑が見え始め季節が動き出す。
ピカラスタジアムではカマタマーレ讃岐がファジアーノ岡山を迎えプライドを賭けた瀬戸大橋ダービーを戦うが、生島でも意地とプライドの戦い、四国社会人サッカーリーグ第2節、香川県対決、対戦相手はアルヴェリオ高松。天皇杯の借りはリーグ戦で返す。
多度津FCのスターティングメンバーは、前節からGK1川尻から24三木に、MF11萬條がリーグ戦今期初先発。そしてまだお知らせはしていませんが合流して間もない34松島圭汰がDFラインに入る。新加入組の32田代、18藤本も前節に続き先発。
天気は晴れ、気温25度、ピッチの緑の絨毯は最高の状態。多度津FCのキックオフで試合開始。
前半開始から積極的にアタックする多度津FC。
10分、いきなりビックチャンスが訪れる。相手ペナルティエリア左で得たFKをゴール前に飛び込んできた31関がヘディングシュート、枠を捉えたシュートはアルヴェリオDFがゴールライン上でギリギリ弾き出す。先制かと思われたがノーゴール。
15分、左サイドに大きくサイドチェンジされたボールを5大島がフリーで受ける。相手陣内に侵入した大島がセンタリング、そこの飛び込んできた18藤本がダイレクトで右足を振り抜くが惜しくも枠の外。多度津の決定機が続く。
17分、アルヴェリオも反撃、中盤からグラウンダーの縦パス1本で前線の選手がDFラインを抜け出しフリーでシュートを放つが枠の外。肝を冷やす。
試合が動いたのは前半25分。
相手ゴール正面ペナルティエリアすぐ外でFKを得る。キッカーは10三原。三原の直接FKは壁を越え枠を捉えたがまたもやゴールライン上にいたDFにクリアされるが直後のCK、11萬條のボールは一度はクリアされるが萬條がこぼれを拾う。萬條はそのボールを躊躇せずニアに、そこに飛び込んできた10三原がヘディングで流し込む。多度津FC先制【1-0】
先制したことで多度津の集中も高まる。今週のトレーニングから意識して取り組んできた球際の戦いも負けていない。
チャンスは続く。35分、FKを素早くリスタートしボールを受けた8大山がDFとキーパーの間にふわりと浮かした絶妙のボールを出す。そこに合わせた10三原がフリーでシュートを放つが相手キーパーのスーパーセーブでゴールならず。
前半終了直前、セカンドボールを拾った10三原がドリブルで侵入。豪快に降り抜かれた左足からのシュートはゴールの枠ボール1つ外。
ゴールとはならなかったがここで前半終了1-0多度津FCリードで折り返す。
後半開始。
後半開始47分。いきなりチャンスが訪れる。19岡田から素晴らしいボールが裏に抜け出した10三原に繋がる。抜け出した三原は切り返しでDF二人を置き去りにしシュートを放つがキーパー正面。
更に53分、31関から右サイド18藤本に一気に展開、スピードを生かしコーナー付近まで侵入した藤本が低いセンタリングを中央へ、全速力で飛び込んできた10三原、更には11萬條も全力で飛び込むが数センチ合わない。後半開始早々のチャンスを生かせない。
直後の57分、センターライン付近から多度津ゴール前に大きく蹴りだされたボールがDFとキーパーの間に落ちる。走りこむアルヴェリオの選手、追いかけるDF、キーパー三木も飛び出すが僅かに先に触ったアルヴェリオ竹谷選手のふわりとしたシュートがキーパーの頭上を越えゴールになる。試合は振り出しに【1-1】
時間はまだ30分以上ある。落ち着いてやり直そうとピッチでは声がかかる。仕切り直し。
ここからしばらく膠着状態が続く。両者次の1点が勝負の分かれ目と肌で感じる。
69分、その時が訪れる。
左サイド4黒田から中央19岡田にセンタリング、岡田はゴールを背にディフェンスを背負いながら胸でダイレクトで後ろに落とす。そこに飛び込んできたのは11萬條。岡田から落とされたボールをダイレクトで右足を降り抜きゴールに突き刺す。多度津FC勝ち越し【2-1】
終盤にかかり試合が激しくなる。ゴールを奪いたいアルヴェリオは長いボールを前線に放り込んでくるが31関、32田代はこの試合完全に制空権を握りはじき返す。新加入の34松島も合流したばかりとは思えない動きで連携をとる。中盤の4黒田、8大山も最後まで落ちない運動量で中盤を支えた。
終了間際にアルヴェリオが得たゴール付近のFKもキーパー三木がクリア、こぼれ球も11萬條がシュートブロック、終盤のアルヴェリオの猛攻も凌ぎ試合終了。2-1。2017四国リーグ初勝利となりました。

先週の大敗から選手、スタッフともしっかり切り替えて試合に臨むことが出来ました。新加入選手も入りまだまだな所もありますがこれから連携を深め、新たな魅力あるチームにしていきたいと思います。
本日もたくさんの応援ありがとうございました。スタンドに見える多度津FCのウェアやマフラーは我々の背中を大きく後押ししてくれています。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

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