【試合結果】 第98回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 vsサガン鳥栖(J1)

2018年06月06日 19:00 KICK OFF @ベストアメニティスタジアム

多度津フットボールクラブ   サガン鳥栖(J1)
0
0前半2
0後半5
延長前半
延長後半
PK戦
7

得点者(アシスト者)

1分 河野 広貴(原川力)【サガン鳥栖】
9分 ビクトル・イバルボ(原川力)【サガン鳥栖】
47分 小野 裕二(吉田豊)【サガン鳥栖】
60分 ビクトル・イバルボ【サガン鳥栖】
71分 安 庸佑【サガン鳥栖】
78分 安 庸佑(吉田豊)【サガン鳥栖】
89分 高橋 祐治【サガン鳥栖】

警告・退場

【警告】中土井稔【多度津FC】
【警告】中村優仁【多度津FC】

先発

ポジション 背番号 選手名
GK 1 川尻慶太
DF 6 緒方俊寛
DF 13 中土井稔
DF 21 田代正人
DF 22 白井辰輝
MF 4 黒田慎一郎
MF 7 萬條智哉
MF 8 大山泰雅
MF 11 岡田倫太朗
FW 26 梶山勝矢
FW 10 三原圭太

控え

ポジション 背番号 選手名
GK 24 三木和也
MF 25 赤木達弥
DF 28 寺村海信
DF 31 関隼人
MF 5 大島草
MF 15 中村優仁
MF 18 藤本拓真

選手交代

OUT IN
66分 22 白井辰輝 31 関隼人
71分 7 萬條智哉 15 中村優仁
77分 11 岡田倫太朗 18 藤本拓真
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天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会 2回戦
5月26日、天皇杯1回戦を激戦の末、PK戦で勝利した多度津FCは2回戦の相手、J1サガン鳥栖に挑む。
6月6日、【水曜日】、19時キックオフ。
大舞台への切符を手にした我々だが最初の、そして最大の難所を迎える。そう、純潔アマチュアチームの多度津FCの選手、スタッフは週のど真ん中、水.木曜日の仕事を休まなければならなかった(数名学生)。幸い、関係各所の多大なるご理解と香川県サッカー協会のご協力の元ほとんどの選手、スタッフがご理解を得ることが出来たが数名の選手の想いは叶わなかった。ありとあらゆる方法を考えたが無理だった。残念。全員で参加したかった。
チームは試合当日の6日、朝7時に香川県をバスで出発、休憩を挟みながら距離にして約520㎞、片道8時間をかけ佐賀県鳥栖市を目指す。
3日の四国リーグから中2日での試合、過密日程をどう攻略するか、3日のリーグ戦後から石田トレーナー指導の元、回復メニューをこなし、この日も香川から直接会場入りをせず15時鳥栖市に到着、先にチェックインを済ませ全員で散歩、事前に探していた近くの公園でストレッチと軽い運動、食事を済ませ16時30分ベストアメニティスタジアムに入る。
ベストアメニティスタジアムの控室はびっくりするほど広く当然ながらピッチコンディションは最高、サッカー専用スタジアムのオーロラビジョンにはサガン鳥栖vs多度津FCと掲載されている。
控室で準備中スターティングメンバー表を関係者の方が持って来てくれた。確認する選手達、相手はガチメンだった。ありがたい、こんなチャンスは滅多にない。
多度津FCの先発はGK①川尻、DF⑥緒方、⑬中土井、㉑田代、㉒白井、MF④黒田、⑦萬條、⑧大山、⑪岡田、FWに㉖梶山と⑩三原の布陣。

ウォーミングアップを済ませ控え室で円陣を組む。
キャプテン大島が一言声をかける「幸せな90分にしよう」。
天皇杯アンセムが流れる中選手入場、大音量のサガン鳥栖サポーター。観客数2,314名、気温22度、サガン鳥栖ボールで19時キックオフ。
開始早々いきなりの洗礼を受ける。中央速いパス回しで左サイドに展開クロスを上げられると中でうまくマークを外されゴール。開始1分いきなりの失点。ミーティングで確認した立ち上がりをまずしっかり行こう、それが脆くも崩れ去った失点。続く9分,、右からのコーナーキックを中央ヘディングで決められさらに失点、立ち上がり10分で早くも2失点。ここで④黒田は全員を呼び寄せ確認する、「フォーメーションを変更しよう」。中盤から黒田が下り5バックに変更、もう一度しっかり立て直そう。ここで余力を残しても何もならない、いつも以上を出さないとやられてしまう。ピッチでの選手の動き、いや空気が変わった。ボールは支配されているが試合強度にも慣れ五分と五分の戦いにもしっかり体をはれている。一つ一つのプレーが速く、強く、激しくなった。だが、最後の所は守りきれているがボールを奪った後が繋げない。当たり前だが切り替えのスピードが全く違う。何度かカウンターのチャンスがあったがゴールまでが遠い。しかし、ここから約35分間、相手のチャンスはあるが失点は許さなかった。前半をこのまま0-2で折り返す。引き上げてくる選手達は明らかにオーバーペースだが表情は明るい。最高に集中し楽しんでいる。
後半開始。
サガン鳥栖は大きくサイドチェンジを繰り返し更に揺さぶってくる。
前半の集中した守備を続けたかったが立ち上がりに失点。徐々に力の差が出始める。
後半20分過ぎ中盤でボールをカットしカウンター、⑩三原がエリア左角付近で倒され直接FKのチャンス、ゴール前へポジションを取る選手達、キッカーは㉖梶山、「梶、変に中で合わさず直接狙え」多分全員が思ったはず。サガン鳥栖の壁は全員が185㎝以上、高い。㉖梶山は躊躇せず狙った。得意の強烈な無回転FKは壁を超え逆サイドのゴール右角へ飛んだ。「行った!!」と思った瞬間、元日本代表GK権田修一選手はこのボールをキャッチ。「マジか!!」ボールはグローブに吸い付くようにセーブされた。度肝を抜かれた。これが日本代表か!!
後半 66分㉒白井に代え㉛関、71分、⑦萬條に代わり⑱藤本、77分、⑪岡田に代え⑮中村を投入。
ピッチの中の選手は懸命に最後まで戦い抜いた。最終スコア0-7、敗戦。
戦いを終えた選手は悔しさを露わにしていた。と同時に楽しかったという声も聞こえてきた。やりきった選手は清々しい表情をしていた。
試合後サガン鳥栖サポーターに挨拶に行く。バックスタンド、ゴール裏、メインスタンドと皆さん残っていてくれた。そして本当に大きな声援を頂いた。ゴール裏では多度津FCコールも頂いた。
相手サポーターに挨拶に行く、天皇杯という大会の本当に素晴らしい所。声援を頂き泣きそうになった。サガン鳥栖サポーター様の温かさに本当に感動しました。31関は大粒の涙を流していた。ピッチの隅で隠れるように涙を流す選手もいた。出場した選手、出られなかった選手、来れなかった選手、みんなそれぞれ思いがあるだろう。それくらい我々アマチュアにとって天皇杯という大会は特別な場所。ここに立った一員として責任と自覚を持ち来年もまたここに戻って来たい。

多度津FCの天皇杯が終了しました。初の1回戦突破、初のJ1挑戦というクラブの新しい歴史を作ることができました。先にも書きましたがこれからはあの時の多度津のメンバーと見られます。この経験を次に生かすため各自が自覚と責任を持ち更なる努力をしていきたいと思います。
最後に、香川から遠く佐賀まで応援に駆けつけて頂いた皆様、そしてサガン鳥栖サポーター様本当にありがとうございました。