多度津FC、1点を守り切り今シーズン初勝利　大山決勝点

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四国社会人サッカーリーグ第2節
先週のリーグ開幕戦を落とした多度津FC、第2節の対戦相手はllamas高知。llamas高知も開幕戦を黒星でのスタートとなりお互い上位に食らいつくためには落とせない1戦。ここを取るのと落とすのでは今後が大きく変わってくる。全員が最後まで諦めず戦ってくる相手を上回らなければ勝利は見えない。
多度津の先発は①GK川尻、DF④黒田、⑥緒方がセンターに入り㉙野村が左㉓福本が右に入る。中盤は②福島、⑧大山、この試合キャプテンを任された⑮中村、㉕赤木、FWに⑩三原とコンビを組むのは㊳浜辺。
SUBに⑰久保、㉔三木、㊴石井、㉒白井
試合開始直前まで降っていた雨もキックオフ直前に上がり程よく水気を含んだピッチは最高のコンディション。
前半開始早々、⑧大山から⑮中村、最後は⑩三原と繋ぎ三原のミドルは枠の上。
この日ボランチに入った②福島がテンポの良いパス交換でリズムを作ると13分、㉙野村⑩三原②福島と繋ぎ福島がフィニッシュを放つが枠を捉えられない。31分、⑧大山のパスカットからカウンター、ボールを受けた⑩三原から抜け出した㉕赤木にラストパス、赤木はGKの位置を見てゴールを狙うがボールは僅かにポストの横をすり抜け絶好のチャンスを逃す。
良い形を作るが決めきれない、ここ何試合同じような展開にモヤモヤが続く。そして行けそうな雰囲気の時ほど落とし穴が訪れる。前半アディショナル、1本のロングパスが多度津DF背後を越えると相手FWが一瞬早く抜け出す。①川尻も前に出て距離を詰めるが絶体絶命のピンチ、至近距離から強烈なシュートを打たれ「やられた!!」と思った瞬間①川尻は右手1本でこのシュートをセーブ。スーパーセーブで流れを引き戻した。
前半は0-0で折り返す。
前節とは違いこの試合はしっかりボールを運ぶことができチーム全体でいいサッカーができている。しかし相手llamas高知もプレスを緩めず簡単にはやらせてくれない。どちらが先に均衡を破るのかそれともこのままにらみ合いが続くのか勝負の後半戦。
均衡が破れたのは後半59分、この日FWとして前線で体を張り続けていた㊳浜辺がクリアボールを相手DFを背負いながら懸命にキープし右サイド⑮中村にパス、ボールを受けた中村はトップスピードで抜け出すと深い位置まで切り込みクロスと見せかけ切り返し、中央に走り込んできた⑧大山に丁寧なパスを送ると⑧大山がゴール右隅に流し込んだ。多度津FC待望の先制点。【1ー0】
素晴らしいカウンター、そして最後はこのチームを何年も背負ってきた大山の一撃。
こうなると当然前がかりになるllamas高知。一発同点を狙い前から果敢にプレスにくる。しかし今日の多度津DF陣はそれをうまく退け逆にカウンターを狙う。llamas高知は前線の選手を次々に投入、時間が経つにつれ1点を守り切る展開になってきた。
llamas高知は全員が最後まで諦めないチーム、最後は流れがllamas寄りになったが多度津DF陣は集中力を保ち体を張り続ける。
チーム全員がこの1勝にどんな価値があるか分かっている。
最後は全員で泥臭く守り切り今シーズン初勝利。
この勝ち点3は今後大きな勝ち点となるだろう。

天皇杯予選からの連敗を断ち切り、新戦力の可能性が見えた今後に繋がる1戦でした。
上位に食らいつく為にここから上がっていきたいと思います。
本日は足元の悪い中、応援ありがとうございました。

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