第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会　香川県代表決定戦　準決勝

対戦相手は昨年の天皇杯準決勝で敗れた高松大学。
準決勝第1試合でアルヴェリオ高松が四国学院大学に勝利し先に決勝進出を決める。
前回のリベンジとアルヴェリオには負けられない。
多度津FCは天皇杯1回戦からGKが24三木和也にFWに19岡田倫太朗が入る。
前半開始。
立ち上がりから風上に立つ高松大学がDFの裏にロングボールを入れてくる展開。風に乗り伸びてくるボールに対し冷静に対応するがDFラインが下がってしまうため効果的なカウンターがなかなか打てない。序盤は我慢の展開が続くが冷静に対応。
前半22分10三原から11萬條さらに32田栗と繋ぎシュートを放つがゴールならず。
27分、ピッチ中央付近から高松大学のFK、前に出ていたGK三木の頭上を越え一瞬ヒヤリとしたがボールが枠の外。
30分、左サイドハーフウェイライン付近から32田栗がドリブル突破、相手選手を2、3人かわし一気にコーナー付近まで攻め上がりセンタリングを上げるが惜しくも中には合わず。
42分、高松大学のDFがペナルティエリアでハンドの判定、多度津FCにPKが与えられる。
キッカーは31関。会場が静まり返る。ゆっくりとした助走から強烈な低い弾道がゴール右隅に放たれる。が、キーパーが反応、ビックセーブでPK失敗。そしてその弾かれたボールが高松大学のカウンターに繋がる。一気にゴール前に運ばれるがギリギリで凌ぐ。
そして前半終了。
得点チャンスは逃したが前半を0で折り返したことに全員が手ごたえを感じる。士気は下がっていない。
後半開始。
前半とは逆に風下に立った高松大学は前半と変わらずロングボールを入れてくるが思ったようにボールが伸びず中々前に進めない。逆に高い位置でボールを奪えるようになりチャンスが増えて来る。
55分、5大島が左サイドを突破、中央の32田栗に合わしたボールをうまく落としたところに8大山が走り込み強烈なミドルシュートを放つが惜しくも枠を外す。
56分、攻撃を緩めない多度津は先ほどと同じような展開から今度は14堀金がミドルシュートを放つがこれも惜しくもゴールならず。
69分、8大山から19岡田へ岡田がシュートを放つがDFクリア。コーナーキックになる。
直後のコーナーキック、キッカーは4黒田。黒田の左足から放たれた低めのボールをニアに走りこんだ19岡田が絶妙のヘディングでコースを変える。そのボールが逆サイドのサイドネットに突き刺さる。多度津FC待望の先制点!!【1-0】
残り20分。ここから一進一退の攻防が続く。点を取りに来る高松大学の攻撃を31関を中心としたディフェンスラインが懸命に弾き返す。1番苦しい時間帯、が全員が歯を食いしばり足を止めない。
89分、11萬條が負傷で交代9浮田が入る。
アディショナルタイムも経過、ラストワンプレーで高松大学のCK。高松大学はGKも上がってくる。多度津も全員がゴール前に入る。中に入れられれたボールに両者飛び込む。交錯したボールが高松大学の選手の前にこぼれる。ゴール正面で放たれたシュートがゴールの上を通過した瞬間試合終了のホイッスルが鳴る。試合終了、1-0で勝利。ハイタッチで喜ぶ選手達。昨年のリベンジ、そして決勝進出。

本日もたくさんの応援本当にありがとうございました。
本日の結果により天皇杯香川県予選決勝に進出することとなりました。
決勝戦は3月4日(土)生島メインにて14時5分キックオフとなります。
当日はテレビ放送もありますが、是非会場に足を運んでいただき選手への熱き声援をお願いします。
　　　　　

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